科目計画を使うことで用途別の計画数値をカンタンに自動作成することができます。売上高は「年間予算」や「対前年比」、仕入高は「科目連動（売上高に連動）」など科目に応じて適した科目計画を利用することで根拠のある予算作成を行うことができます。

販売計画では商品・サービス別に予算作成することができます。商品ごとの売上予算を明確にし、実現に向けた具体的な行動計画を立てていきましょう。また商品別に仕入高や販管費の予算作成をすることで、原価率を意識した商品管理をおこなうことが可能です。

返済計画では、金融機関ごとに借入金の返済や支払利息を計算して、借入状況の把握・管理が可能です。毎月の支払うべき金額を把握し、十分なキャッシュ残高が残っているかを把握しましょう。キャッシュ残高が少ない場合には、新規借入の検討・予測をすることができます。

モニタリング機能で、実績数値と計画値を予実対比することができます。各推移表から予実のギャップが大きい科目の把握、さらに明細まで深堀して要因分析をおこないましょう。実績の進捗状況を把握・経営計画の軌道修正をおこなうことで、経営のPDCAサイクルを回し経営改善を実現することができます。

資金ダイジェストでは、資金の流入・流出に分けて確認することができます。毎月の利益で借入金の返済を賄えているかを確認し、キャッシュが増えているか意識することが重要です。資産ダイジェストでは、資産・負債・純資産のバランスを確認し、会社の資産状況を把握しましょう。

部門同士を比較対象とした複数セグメント分析を行うことができます。この分析手法を用いることで、各部門間の差異を視覚的に把握することが可能です。「比較対象」「実績」「差額」の順で表示されるため、各部門の差額がどれほど大きいのかを簡単に確認することができます。差額が大きかった部門の内訳を詳細に確認し、改善策を検討することができます。差額の大きさから、改善の優先度を判断することも可能です。

計画の達成には、個人の営業案件や、Webサイトの閲覧数といった中間指標の目標設定と管理が必要不可欠です。KPI機能では、計画達成に必要な中間指標を登録することで、その進捗を管理することが可能です。進捗は自由なレポート形式で表示して管理することが可能です。

中間指標の進捗は各指標の担当者が入力が行い、管理は責任者が行うことが可能です。例えば、A社員の訪問件数はA社員が毎日自身で入力し、その管理レポートは責任者のBのみが閲覧するといった運用が可能です。これにより、全社的な数値は必要人員に制限しながら、指標の入力作業は個人に任せるといった管理体制の構築が可能です。

レポートの中で、指標を組み合わせた計算式を組むことが可能です。これにより、最低限の入力項目から様々な分析指標を計算して分析することが可能です。また売上高といった財務数値は、会計データがあれば手入力の必要はありません。会計データより自動で抽出が可能です。例えば、会計データ内の特定部門の売上高を抽出し、案件件数と組み合わせることで、実態に沿った案件の単価の把握が可能です。これにより、個別の案件件数の見直しから全体の経営計画の修正といった、ミクロ・マクロ両方の視点での適切な経営判断を可能にします。