デジタル化、オンライン対応の定着を目指してDX化に取り組む会計事務所の事例

「現場」とbixidの掛け合わせから生み出す、新しい付加価値。

税理士法人 畠経営グループ
今西 威之 様
宮本 将太 様
税理士法人 畠経営グループ様 導入事例
bixid導入による効果
  • 人材育成:顧問先に試算表を経営に活用してもらえるようになり、スタッフのモチベーションが上がった
  • 生産性向上:資料の製本や郵送の工程がなくなったのが大きい
  • 経営支援の向上:顧問先が数字に興味を持ってくれるようになった
貴社の強みや特長を教えてください。
宮本様:弊社の一番の特長は、多角的なネットワークがあることです。事業承継、経営コンサル、M&Aなどの専門部署に加え、複数のグループ会社があります。その業種は、人事コンサル、社労士、相続・事業承継・不動産コンサル、医業コンサル、ISO、経理代行の支援など、多岐にわたります。この特長を生かして、企業の課題にワンストップで支援できるところが強みです。
今西様:社内での特長としては、経営理念を社員全員が共有し実現するために、クレドを作成しています。経営理念が経営陣からの一方通行にならないようにするため、経営者の思いを踏まえたうえで、社員全員に理想とする畠経営の社員像について、一人一人2時間程度ヒアリングをして形にしています。また、社内の経営計画は毎期社員全員で合宿して各部署別に立てています。トップダウンではなく、各部署が自ら目標設定を行うことにより、それぞれが計画に当事者意識と主体性を持って取り組んでいます。この2つの取り組みを始めてから毎期業績も伸び、離職はほとんどなくなりました。
顧問先企業のサポートについて、もっとも重視している点はございますか。
宮本様:「現場をしっかりみること」を、常に念頭においています。会計業務というと、帳簿の作成や書面上の業務にフォーカスしがちです。ですが、「本当にみなければならないもの、数字の背景にあるものは、現場にある」ということを、私たちは重要視しています。現場に行き、現物を見て、現実を知る。コンサルティングや、数字に繋がる答えのすべては現場にある、という考えを大切にしながらサポートしています。
bixidを顧問先企業支援で導入したきっかけは何ですか。
宮本様:コロナウイルスの拡大をきっかけに、さまざまな事柄のデジタル化が加速しました。その中で、今後は会計業務もデジタル化、AI化がより進んでいきます。そう考えていたとき、会計事務所からbixidを紹介いただきました。bixidを見て、これはデジタルやオンラインと相性が良いと感じたのです。時代に合ったbixidのようなツールを使い、データから確認できる経営状況を、これからの経営に生かしていただけるのではないかと思い、導入を決めました。
導入してまだ間もないので、まずはbixidをお客様に知っていただこうと、全社で取り組んでいます。
税理士法人 畠経営グループ様 導入事例
bixid導入後、サービス内容にどのような差が生まれましたか。
宮本様:まず、スタッフのモチベーションが上がりました。試算表を作成して顧問先に渡しても、それが経営者のデスクに上がったまま、活用されないこともあったのです。それがbixidであれば、パソコンやスマートフォンを使えば、顧問先の方ですぐに確認して、経営に役立てていただけます。スタッフからすれば、自分が関わった仕事が価値を生んでいると感じられますので、それがモチベーションアップに繋がっています。
月次決算の時は、対面でbixidを顧問先と一緒に確認する場合と、オンラインで繋げて確認するパターンがあります。弊社は現場をみることを重要視していますが、オンラインをうまく掛け合わせて提案することで、新しい付加価値を生み出していきたいと考えています。
また、私たちは経営数字の専門家です。顧問先が求めるのは、専門家の立場から自身の会社をどう見るか、という点だと思います。会計数字が得意な経営者は、それほど多くはありません。bixidを活用し、経営数字の専門家、経営のパートナーという観点から経営者をサポートすることで、中小企業の発展に貢献できると私たちは信じています。
bixid導入後の工数や生産性にどのような効果がありましたか。
宮本様:資料の製本や、郵送の工程がなくなったのは大きいです。これらが簡素化された分の時間を、他の業務に当てられますので、生産性も上がりましたね。bixidはオンライン上で財務状況を確認できるので、経営者のすぐそばに数字がある、という環境の創出にも繋がりました。
bixidへの顧問先企業の反応(成果)はいかがですか。
宮本様:導入前より、数字を身近に感じているようです。これまでは、月に1回、月次決算などで伺った際に数字を見てもらう機会がありました。ですが、それが終われば、次の月次決算まで数字から離れてしまう状況でした。bixidはスマートフォンでも確認出来るため、顧問先の企業の反応も良いです。数字を身近に感じ、気になった時にすぐ確認できることが、経営における意思決定にも役立っているようです。
最後に、今後の展望をお知らせください。
今西様:当社の専門分野を増やすこと、また各部門における専門領域をもっと深掘りしていくことで、ワンストップでお客様の支援に繋げていく、という弊社の強みを、より強化していきたいと思います。また、会計事務所にとってデジタルへの対応も急務です。現在、AIやRPAを活用した業務の自動化について社内で取り組んでいますが、そういった技術をお客様に先駆者として提供していくことも会計事務所の責任だと思います。bixidも会計事務所とお客様との距離を身近にしてくれるツールですし、活用することで我々がよりお客様のお悩みなどに対峙する機会を増やすことができると思います。私たちが、その問題解決に寄り添うことで、お客様の業績向上に貢献していきたいと考えています。
税理士法人 畠経営グループ様 導入事例
税理士法人 畠経営グループ 様
業務形態税理士法人 / 法人
業種税理士法人
事業概要税務・会計業務のほか、中小企業のお困りごとを解決し発展に貢献できる各種コンサルティングサービス
所在地〒920-0003 石川県金沢市疋田1丁目33番地
設立1974年9月1日
社員数89名(契約・パート・アルバイト含む)
インタビュー協力今西 威之 様
宮本 将太 様