貴社の強みや顧問先企業のサポートについて、重視している点を教えてください。
徳原様:税理士法人ナナイロは、売上10億円を目指す企業の成長と成功を、全力で支援することを使命としています。税務・会計のみならず、中小企業の経営者が抱える多くの課題に応じ、経営計画の策定、資金調達支援、組織体制の整備、そして時代の変化に対応したデジタル化支援まで、必要な支援を包括的におこなう「かかりつけ医」のような存在であるよう取り組んでおります。経営者が本当に必要とする税理士事務所のあり方を追求し、常にお客様と同じ目線で支援することを大切にしており、長期的な視野での経営支援を重視しています。
bixid導入のきっかけを教えてください。
徳原様:bixidを知ったのは、2023年7月のfreee Advisor Day2023に参加したときです。
経営計画の策定支援や月次報告の資料において、お客様にとって今以上に有益なものを提供したいという思いがあり、導入しました。
bixid導入の決め手は何でしたか?
徳原様:レポート類の分かりやすさや、予実管理機能の操作性が良かった点が決め手でした。お客様により価値ある資料を提供したいと考えていた当社にとって、有効なツールだと感じたのです。
また、お客様ごとに利用されている会計ソフトが異なるため、月次報告のレポート作成時に、会計ソフトから出力したデータの加工作業が毎回必要で手間に感じていました。bixidを活用することでこの作業が不要となり、人的ミス防止や工数の削減につながる点も魅力的でした。
bixidをどのように利用されていますか?
徳原様:モニタリング機能を用いた月次報告や、経営計画の機能にある資金計画から将来のキャッシュ残高を確認し、資金面で支障が生じないかお客様とコミュニケーションをとるための材料として活用することが多いです。
最近サポート担当の方より会計事務所向けの機能である「税務リスクチェック」の機能について教えていただいたので、今後はそちらも積極的に取り入れていきたいと考えています。決算数値を自動チェックして税務リスクを検証できるとのことで、今後役立てていきたいです。
顧問先の税務リスクを測定・検証できる税務リスクチェックとは?
決算数値や前年データをもとに、在庫の異常性や税務上のリスクを約50項目で自動検証。業績好調時の気の緩みや財務構造の変化、経過勘定の急増などを早期に把握できます。毎月の在庫変動もチェック可能で、異常値やマイナス在庫を可視化。bixider会員は全顧問先に無料で利用可能です。
導入後にはサービス内容にどのような変化がありましたか?
徳原様:お客様とより深くコミュニケーションをとれるようになったと感じています。
bixidを使い始めたことで、毎月お客様と数字を深掘りする機会が自然と生まれ、今後の事業計画や現在のお困りごとをお聞きするタイミングが増えました。
また、お客様の管理会計用に弊社が作成・提供している資料があるのですが、これまで作成に1件あたり30~60分程かかっていたのが、bixidで全て代用することで、数分で完了できるようになり、大幅な時間短縮にもつながっています。
さらに、モニタリング機能は、部門別会計をおこなっているお客様の会議資料としても活用しています。部門長が集まる会議において、部門別の予実管理資料として示すボックス図が非常に見やすく、議論をスムーズに進めるうえで役立っています。
顧問先の反応はいかがでしょうか?
徳原様:経営計画の策定、予実管理において、会計ソフトについている機能を使うよりも操作がしやすく、画面のビジュアルも良いため「数字が理解しやすい」とのお声をいただいております。
実際に、他の予実管理ツールでは、お客様の事業特性や部門計画の作成状況によっては、数字がビジュアル的に理解しづらい状況もありましたが、bixidでは非常に見やすいと私も感じています。また、損益と貸借の計画を作成することで自動的に資金計画ができあがり、将来のキャッシュ残高の見込みを確認できる点も重宝しております。
資金繰りについては「エクセルに比べてキャッシュフローの見通しがクリアになった」というお声をいただいております。
資金繰りの確認がbixidからできるので、手間のかかるエクセルの資金繰り表から脱却できたことに加え、より精緻な資金繰りを作成できるようにもなりました。
bixidのサポート体制について、ご意見ご感想をお聞かせください。
徳原様:操作で不明なことが生じた場合、いつも丁寧でわかりやすく教えていただいております。
状況に応じて動画にしてご説明いただけるところも助かっていますし、サポート担当の方との打ち合わせを録画させていただき、操作方法の復習や事務所内で共有できるところも大変満足しております。
bixidの導入を検討している方へのアドバイスお願いします。
徳原様:会計ソフトの試算表だと分かりづらいこともbixidのレポートだと分かりやすく表現していると思います。なので、お客様に分かりやすく業績を理解いただくにはもってこいのツールではないでしょうか。また、マスタの設定やその他の操作性も非常に良いため、お客様と会計事務所両者にとっても、親しみやすいツールとなっているかと思います。