貴社の事業内容をお教えください。
土井様:愛知県豊橋市でオークリウールドゥヴァンという、フランス料理店を経営しています。お客様との距離感を大切に、「地元のお客様の側にあるフランス料理店」が信条です。毎日召し上がっていただいても飽きない料理で、「記念日にはここで食事をしたいね」と言っていただける店でありたいと思っています。コース料理が中心ですが、特にスープとデザートが自慢です。豊橋に来られたら、ぜひ召し上がっていただきたいです。
経営をするうえで、特に重視しているポイントはありますか?
土井様:やはり「バランス」です。原価を下げるとお客様の満足度は下がってしまいますし、原価を上げ過ぎるとお店の経営を圧迫してしまいます。経営が圧迫されれば、お客様に良いものを提供することが難しくなってしまいますしね。お店の状況に合わせた、仕入れや広告にかける費用など、そういったバランスをうまく取ることを心がけています。毎月かかる費用のなかで特に重要視しているのは原材料費です。原材料費は毎月変動します。来店いただくお客様が多い月は割と抑えられますが、お客様が少ない月は高くなってしまうので、閑散期は特に気を付けて原材料費をチェックするようにしています。
広告に関しては、昨年からFacebookやInstagramなどのSNSを使って自分たちをアピールする方向に切り替え、広告宣伝費を抑えるなどの工夫をしています。
bixidの導入のきっかけを教えてください。
土井様:きっかけは会計事務所さんからのご提案です。事例を見せていただきながら提案をしていただいて、だんだんと自分でも使ってみたい、自社でも導入してみたいと思うようになりました。元々、もう少し経営について詳しくなりたい、上手に経営ができるようになりたいと思っていて、税理士さんと話すにしても、専門用語も含めて詳しく理解したいと考えていたので、提案をいただいのは良いきっかけになりました。
通常の月次決算からbixidへの切り替えはどうされましたか。
土井様:切り替えは会計事務所さんにしていただいたので、ストレスはまったくなかったです。スムーズに切り替えができました。bixidを使うようになってからは、以前の厚い月次決算書ではなく、パソコンで処理画面を見ながら決算のお話を伺っています。
bixidをどのように利用されていますか。
土井様:bixidを見るのがすっかり習慣になっていて、まずは朝の時間帯に前日のレジの精算をして、bixidを見るのが日課です。スマホでさっと見られるのがいいですよね。昼休みにはパソコンでもチェックします。こまめに経営状況をチェックすることが、経営に対しての意識変化をもたらしてくれました。
bixidを使えばすぐにその場で今の経営状況がわかるので、例えば「椅子が古くなってきたから買い替えよう」とか、「メニュー表をそろそろ新しいものに」など、細かい点に気付けるようになりました。経営状況を把握していないと、急な買い替えが必要になったときなどすぐに動けません。経営に携わる者の意識付けとして、bixidは良いシステムだと感じています。
bixidを導入後、経営管理においてどのような変化がありましたか?
土井様:一番の変化は、自身の考え方だったり、お店に対する見方を、導入前とは別の角度から見られるようになったことです。見方を変えたら、売上を上げるのはもちろん大切ですが、それよりもお客様がこの店に「何を求めているのか」、「何をして欲しいのか」をよく考えられるようになりました。
導入してからは、前年・先月の状況を見て、「じゃあ来月・来年はこうしていこう」と前向きな考えをするようにもなりましたね。
bixidは、とても見やすいですし、何より見ていて飽きないです。今は経営がとても楽しいです!
bixidをお勧めしたいと思いますか。
土井様:今の経営状況を少しでも良くしていきたい、変えたいと思っている経営者の方にお勧めしたいです。より前を向いてお店や会社を作っていきたい方には最適だと思います。
今後の展望をお聞かせください。
土井様:普段はコース料理をメインにしているのですが、コロナウイルスの影響で、先月からはテイクアウトでの売り上げが9割を占めました。厳しい状況のなかですが、まずは地に足をつけて、大切なスタッフを守り、お店をしっかり経営していきます。そのうえで、これからはインターネットを活用してお店のスープやお菓子を販売して、全国のお客様にオークリウールドゥヴァンの味を発信していきたいと思っています。