貴社の事業内容をお教えください。
神蔵様:株式会社青い海(屋号:シママース本舗)は、沖縄県の製塩メーカーです。塩の製造・販売のほかにも、砂糖やスパイスなどの調味料の販売、その他観光事業もおこなっています。沖縄県第1号の製塩事業者として創業し、2024年2月には創業50年を迎えました。
弊社では、創業50年からを第二創業期として捉え、工場の老朽化への対策、エネルギー消費の低減を図るべく、創業以来続けてきた製法を大きく転換することを決断しました。
ポジティブ・インパクト・ファイナンス(ESG評価融資)を沖縄県で初めて利用し、金融機関5行から成るシンジケートローンで22億円を調達、新工場の建設を進めております。(2025年4月完成予定。)
地域と環境との調和を意識し、沖縄県を代表する企業を目指しています。
bixid導入前は、どのように経営管理をおこなっていましたか?
神蔵様:経営管理において、これまでは特にツールなどは使っておらず、月に一度会計事務所からの月次業績をもとに実績の共有をおこなっている程度でした。
しかし、創業50年を機に経営改革を始め、中期で経営計画を策定して経営管理を強化することになりました。自社で適切な予実管理をおこない、さらにそれを効率化していくためには、ツールの利用が必要だという考えに至り、予実管理ツールを探すようになりました。
bixid導入の決め手は何でしたか?
神蔵様:予実管理が会計データ作成とほぼ同時にできること、さらにその作業自体の効率化ができるツールを探していました。いくつかの予実管理ツールの導入を検討してみたのですが、会計ソフト側のデータ形式になかなか合わず、データの取り込みに難航していました。
bixidは個別デモを受けた段階で、会計データの取り込みがうまくいきそうな予感がしました。予実管理の便利さも魅力ではありましたが、導入の決め手はデータ連携の柔軟さと、営業担当者の明朗な説明です。即決だったと思います。
bixidをどのように利用されていますか?
神蔵様:主に月次の予実管理で活用しています。あらかじめ作成した予算計画に対して、モニタリング機能を使って月次で予実比較をし、経営状況を管理しています。会計データの取り込みやすさと、取り込んだデータが直感的にわかる画面表示は非常に便利と感じています。
また、四半期、半期、決算では実績に基づき計画の見直しを実施し、必要に応じて予算修正を入れています。
また、弊社は借入件数と銀行数が多いため、管理表を作成するのが手間になっていました。借入金管理機能は、借入明細を登録して、返済予定を把握するなどかなり便利に使えています。
bixidのサポートについてはいかがですか?
神蔵様:日々の活用で確認をしたいことはあまりないのですが、何かあればすぐ聞けて、答えをもらえる体制だと感じています。それが安心感を生んでいると思います。
導入の際にも十分なサポートを受けられたので、導入時に特に大変だと感じたことはありませんでした。
また、bixidのアップデートのスピード感もかなり安心感があります。そのアップデートが直接的に自社にメリットがない場合でも、なんだか嬉しくなりますね。(笑)
導入後にはどのような変化がありましたか?
神蔵様:圧倒的に実績把握や予算計画作成に使う時間が圧縮されました。
会社の業績自体は、まだまだ厳しい状況ですが、bixidを活用することで、経営管理はキッチリとできていると思います。現在は経理のDX化推進に積極的に取り組んでおり、さらなる業務の効率化を目指しています。
経営管理ツールを探している方へのアドバイスをお願いします。
神蔵様:経営管理ツールを使うと、実績管理や計画策定にかかっていた作業時間を圧縮することができます。その空いた時間で、経営の打ち手を考える必要があると思っています。企業規模に関わらず、ツールの導入をおこなうことをオススメします。