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今さら聞けないSDGs

2021/5/18
組織強化 トレンド

近頃、SDGsという単語をよく目にするようになりました。ビジネスシーンだけに留まらず、日常生活の中でも頻繁に見かけるこのワードですが、その意味について正しく理解できているでしょうか?

今回は、今さら聞けないSDGsという言葉の意味、そしてSDGsに取り組むメリットや、実際の事例をご紹介します。


SDGsとは

SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の頭文字を取った略称です。「Goals」については頭文字のGと最後のsを取っており、「エス・ディー・ジーズ」と読みます。

このSDGsは「持続可能な開発目標」という意味を持ち、2015年9月に開催された国連サミットにて採択されました。

その内容は、2030年までに達成すべき国際社会共通の目標として、持続可能なより良い社会を目指すための17の大きなゴールと、それらを達成するための169のターゲット(具体的な手段や措置)で構成されています。設定されているゴールのテーマには、飢餓や貧困、教育格差をなくすことや、環境問題への対策などがあります。


SDGsに取り組むメリット

国連が定めた目標と言われると、一企業がそれに取り組むということはイメージしづらいかもしれません。かかるコストを考慮すると、なかなか取り組みづらいという企業もあるでしょう。

しかし、SDGsは国や政府だけに任せていて達成できるものではなく、企業や個人レベルでも取り組んでいく必要がある目標です。

SDGsを達成できれば、近年増えている強力な台風などの異常気象を防いだり、社会における男女不平等を撤廃したり、誰もがより良く暮らしていける社会に繋がります。企業がSDGsに取り組むことは義務ではありませんが、そこには様々なメリットもあるのです。

まず、企業イメージを向上させることができるというメリットが挙げられます。
先述のように、SDGsは一個人にも参画できる社会目標であり、政府も個人レベルにも認知を広げるために様々な施策を打っています。日頃SDGsに関わることの少ない人や、SDGsについて深くは理解していない人でも、SDGsに積極的に取り組んでいる企業に対して良いイメージを抱くことは大いにあり得ます。

企業イメージが向上すれば、消費者に商品やサービスを選んでもらえるきっかけになったり、優秀な人材を確保するための採用活動が進めやすくなったりするなどのメリットが見込めるのです。

また、SDGsには環境問題に関する内容が多く盛り込まれています。
予期せぬ自然災害により業務を停止せざるを得なくなる事態は、どの企業にとっても決して無関係ではありません。環境問題に取り組むというと手間やコストがかかりそうなイメージがありますが、このようなリスクの回避に繋がると考えれば、長期的に見て大きなメリットであると言えます。

さらに、SDGsに取り組むことで新しいビジネスチャンスを創出することもできます。SDGsに定められている目標を達成するために新たな事業を始めたり、これまで関わりのなかった業種と協働したりすることにより、ビジネスの幅が広がるのです。

また、飢餓や貧困、教育格差などの世界的な問題を解決することができれば、それは将来的な市場の創出や拡大にも繋がると考えられます。

事例紹介

では実際に、SDGsに取り組んでいる日本企業の事例を見ていきましょう。

家電メーカー大手のパナソニック株式会社では、自社が推進する「ソーラーランタン10万台プロジェクト」を通じて、SDGsの17のゴールのうち「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に取り組んでいます。

パナソニックはこの事業を通して、これまでアジアやアフリカの30カ国に自社のソーラーランタンを寄贈し、無電化地域にあかりを届けてきました。無電化地域に太陽光エネルギーを導入することで、「3.すべての人に健康と福祉を」、「4.質の高い教育をみんなに」、「5.ジェンダー平等を実現しよう」の達成に繋げ、さらに「1.貧困をなくそう」の達成も目指しています。

日本国内だけでなく海外にも店舗を展開しているイオンモール株式会社では、「ハートフル・サステナブル」というキーワードを掲げ、SDGsの達成と企業価値の向上のための様々な活動を行っています。

ひとつの例としては、地震や台風などの自然災害が発生した際にイオンモールの店舗が防災拠点としての役割を果たせるよう、電力や飲料水の確保、定期的な避難訓練などを行っています。また、高齢者でも広い店舗内を疲れることなく移動して楽しめるよう、館内移動用の電動モビリティの導入も進めています。

これらの取り組みにより、「3.すべての人に健康と福祉を」、「9.産業と技術革新の基盤を作ろう」、「10.人や国の不平等をなくそう」など、幅広い分野でのSDGs達成に貢献しています。


まとめ

以上、SDGsという言葉の意味や企業が取り組むメリットについてご説明いたしました。

SDGsへの取り組みは、これから世界的にますます加速していきます。世界の流れに後れを取ることのないよう、まずはSDGsについて社内全体で理解を深め、自社の事業とどのように紐付けて社会に貢献していくことができるかを考えてみましょう。