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「DX」とは? わかりやすくポイントを解説

2021/4/12
組織強化 トレンド

最近、書店やインターネットでDX(Digital Transformation)の言葉を目にしたりすることが多いのではないでしょうか。このDXとはどういう意味なのかご存じですか?

DXとは
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という意味です。

「その取り組みは今までやってきているんじゃないの?」「なぜ今になってDXと言う言葉がよく出てきているの?」と疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか?
DXという概念はIT化と思っておられる方も多いですが、実は違います。
IT化というのは業務効率化を【目的】にデジタル化を進めましょうという意味合いで、DXというのはデジタル化が目的ではなく、あくまで【手段】ということです。

今回は、「DXとは何なのか?」という疑問にお答えするため、「今話題のDXとは」「DXを学んだ上で、今後どの様に取り組んで行くべきか」 をテーマに、わかりやすくご紹介させていただきます。

今話題のDXとは?

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、スウェーデンにあるウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が2004年に提唱した概念です。2018年に経済産業省が、デジタルトランスフォーメーションについて日本人向けにわかりやすくまとめた「DX推進ガイドライン」において、以下のように定義されています。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」

わかりやすく言うと、「デジタル技術を活用して抜本的にビジネスモデルを変革すること」です。
では、なぜ今になってDXという言葉が世に出始めてきたのでしょうか?

2018年9月、経済産業省が「DXレポート~IT システム『2025 年の崖』の克服と DX の本格的な展開~」を発表し、その内容に多くの関係者が衝撃を受けたといわれています。

そのレポートとは、 テクノロジーの進化に対応できる先端IT人材が不足していることを示し、また、これらを解決できない場合、DXが実現できないだけでなく、2025年以降、年間で最大12兆円の経済損失が発生する恐れがある、と言及しているものでした。

DX人材の不足やレガシーシステムを利用する企業が7割以上と、海外に比べて圧倒的に遅れをとっている日本。日本の国力低下を防ぐためには、DXを通じて企業の根本を変えていく必要があるのです。

以上のことからDX化の必要性について理解できたと思います。

では、書店やオンライン記事などでDXのワードを目にすると思いますが、同時に【UX・UI・CX】などのキーワードも目にすることはないでしょうか?次に、UX・UI・CXの意味を見ていくことで、DXとの違いを理解していきましょう。


DXとUI・UX・CXの違い

まずはじめに、UIについてご説明します。
UIとは「ユーザーインターフェイス」の略です。「Interface:インターフェイス」は「境界面、接点」と訳せます。つまり、UIは「人とモノ(主にデバイス)をつなぐ窓口のようなもの」だと理解すればイメージしやすいかもしれません。
例えば何かのWEBサイトをPCやスマホ、タブレットで見ているとき、その画面上で見られる情報(フォントやデザイン等)すべてがUIにあたります。

次にUXについてご説明します。
UXとは『ユーザーエクスペリエンス』の略です。「Experience:エクスペリエンス」が「体験、経験」と訳せるように、UXは「人がモノやサービスに触れて得られる体験や経験」のことです。例えばあなたが、とあるWEBサイトを訪問したとします。そのWEBサイトのUI(デザインやフォント、余白など)があなたにとって見やすかったり、使いやすかったりしたら、あなたはどのように感じるでしょう?
きっとこのような感想を持つのではないでしょうか。

●デザインが美しい
●  フォントが見やすい(読みやすい)
●  なんの情報がどこにあるか分かりやすい
●  ページの読み込み速度が速くて使いやすい

これらの感想がUXです。 商品やサービスに触れて、ユーザーが感じることすべてがUXとなるのです。

最後に、CXについてご説明します。
CXとは「カスタマーエクスペリエンス」の略です。カスタマーエクスペリエンス(Customer Experience:CX)は、日本語で「顧客経験価値」「顧客体験」などとも訳されます。顧客経験価値というのは、製品やサービス自体の価値ではなく、それを使用した際の満足感や効果などの心理的・感覚的など、全体的な経験から得られる価値のことを言います。
顧客に期待通り、あるいは期待以上の経験をしてもらうことで、商品やサービス、企業ブランドに対しての満足度・ロイヤリティ・支持を向上させることが、カスタマーエクスペリエンスの取り組みなのです。

以上のことからDX・UI・UX・CXは、それぞれ全く違う意味合いを持ちますので、意味をしっかり理解し気をつけて使い分けをしましょう!


今後進むデジタル化に備える

新型コロナウイルスの感染拡大への対応で、日本のデジタル化の遅れがあらわになったことはみなさんもご存知だと思います。行政サービスだけでなく、民間を含む社会全体としても先進国と比べると見劣りします。

ウィズコロナやポストコロナの時代に経済成長するためには、一層のデジタル化が欠かせません。そのためにはまず、専門的な人材の育成と確保に官民一体となって取り組む必要があります。国や民間企業がデジタル化への投資を加速して労働生産性が向上すれば、国際競争力も高まるといわれています。

今後、IoT・ビッグデータ・人工知能(AI)などの活用が世界的に本格化すれば、専門技術を持つ高度な人材がさらに必要となり、ある研究では、2030年の日本では最大79万人が不足するとの推計があります。その対策として、社会全体では職業訓練校などでの社会人の学び直し、大学や専門学校での専門教育の強化などが必要となってきます。また、優秀な外国人技術者が働きやすい環境を整備することも、日本という国のGDPが飛躍的に向上していくためには重要です。

そして企業では研修などの実施で、社員の技術習得支援が必要となることでしょう。
今後のデジタル化に向けて各企業と行政が一丸となって課題に真摯に向き合っていきましょう。


まとめ

以上、DX化の必要性やポイントなどをお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

DX化は、IT化といった業務効率化の為のテクノロジー導入ではなく、経営方針やビジネスモデル、組織形態そのものを見つめ直す変革を指します。コロナ禍をきっかけに、日本という国がいかにデジタルの世界において他国と比べて遅れをとっているか浮き彫りになったと思います。

先述した通り、2025年以降、年間で最大12兆円の経済損失が発生する恐れがあります。
テクノロジーについていけないことにより損失を被ることが無いように、その場しのぎ的なDXではなく、「鳥の目」をもって自社に合ったDXを推進していきましょう。