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あなたの会社は大丈夫?DXを阻むレガシーシステム

2021年 9月 6日
組織強化 トレンド

働き方改革の普及にあわせるように、DXを推進する企業も少しずつ増えてきました。

しかし一方で「レガシーシステム」と呼ばれる障害により、未だにDXに移行できていないという企業も数多く存在します。

今回は、「レガシーシステム」と合わせて経済産業省も懸念している「2025年の崖」問題についてご紹介していきます。


「レガシーシステム」とは

レガシーシステムは、簡単に言えば「旧型の古いシステム」を意味します。

レガシーは本来、どちらかと言えばポジティブな意味での「遺産」や「受け継いだもの」を表す単語です。 しかしこのレガシーシステムの場合は、「時代遅れ」や「古い」といったネガティブなイメージとして採用されています。

つまりレガシーシステムとは、「システムの導入からある程度の年月が経過しており、システムが古いが故にメンテナンスの時間や費用などのコストがかかるシステム」という意味を含んで使用される言葉なのです。

経済産業省も指摘する「2025年の崖」問題

このレガシーシステムが企業のDX推進における障害となっていると示したものが、「2025年の崖」問題です。

「2025年の崖」という言葉は、2018年の秋、経済産業省の研究会で初めて提唱されました。 これは既存のシステムに対するサポートが終了する2025年以後、日本経済に大規模な損失が生じたり、企業のDXが阻害されたりといった事態が起きることを表しています。

この問題の背景には、企業のシステム担当者による過剰なカスタマイズや、部署によるシステム構築の差などが影響していると言われています。 システムの全体像を把握できなくなると、基幹システムが複雑化し、中のデータもブラックボックスと化してしまうのです。

また、レガシーシステムをそのまま継続して使用していくと、次のような問題も懸念されます。

●維持コストがかかる一方で、将来につながらない支出になってしまう
メンテナンスを行えばシステムの利用を続けることは可能ですが、その維持費は発展につながるものとは言えません。 同じコストを貴重な人材の確保や新しいシステムの導入に費やしたほうが将来的に見てメリットが大きい場合が多いと言えます。

●コンプライアンス遵守が難しい
近年のコンプライアンス規制はこれまでよりも厳しく、例えば企業内のどの人物がデータを所持し、誰がアクセスでき、どこに保存されているのかという細かい部分まで知っておく必要があります。 しかし、過去の基準で作られた古いシステムでは、この内容に追いつくことは到底不可能でしょう。

「レガシーシステム」への対策

このようにレガシーシステムを継続して使用することは、企業の将来を考えるとマイナスが大きい事がわかります。 では、レガシーシステムを刷新していくにはどうしたらいいのでしょうか。

まず始めに必要なことは、現在レガシーシステムにあるデータを把握することです。

カスタマイズを重ねたシステムでは、データ自体が分割されていたり、不完全であったり、重複してるなどの可能性が考えられます。 新システムへの移行の前に、全てのデータを把握し、それぞれを正しく抽出できるのか、不要なものはないかを精査しましょう。

データの洗い出しが終わったら、次は新システムへの移行準備に入ります。

新システムの条件に合わせてデータを変換したり、組み替えたりといった作業がこれに当たります。 システムの移行後、データが閲覧できないなどのトラブルが発覚することを防ぐためにも慎重に行いましょう。

最後に、サンプルのデータを確認した上で、データの移行作業を行います。

手間は増えてしまいますが、サンプルデータを確認することで予期せぬエラーに気づける場合もありますので、こちらも慎重に行うことをおすすめします。


まとめ

以上、レガシーシステムと「2025年の崖」問題についてご紹介しました。

いつかやろうと思っているとあっという間に2025年になってしまいます。 まずは社内のシステムのサポート状況の確認から、始めてみてくださいね。