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環境ラベルを取得するメリット

2021年11月 3日
起業 トレンド

「SDGs(持続可能な開発目標)」が国連で採択されるなど環境への意識が高まる中、商品に「環境ラベル」を表示する企業が増えています。

そこで今回は環境ラベルの概要や種類、そして環境ラベルを取得するメリットについて詳しく見ていきましょう。

環境ラベルとは

環境ラベルとは、消費者に環境負荷の低減や環境保全につながる商品やサービスを伝える目印になるものを指します。一般的に知られているエコマークやリサイクルマークなどがそれにあたりますが、その形式はマークだけにとどまることなく、文章や広告といったさまざまなタイプの環境ラベルが存在します。

現在、環境ラベルの国際規格はISO(国際標準化機構)が定めており、ISOでは環境ラベルを以下の3つのタイプに分類しています。

・タイプI(ISO14024)
タイプIは、中立な第三者機関が認証する環境ラベルです。企業の申請ごとに審査が行われ、審査に通過した企業には特定のマークの使用が認可されます。
このタイプの環境ラベルは商品にマークとして表示されるので、商品を手にする消費者にとって非常に伝わりやすいラベルとなります。しかしながらマークごとに製品分類が定められているため、対象となる商品・サービスは限定的です。

・タイプⅡ(ISO14021)
タイプⅡの環境ラベル表示には第三者機関の認証は必要なく、企業が自己決定し、商品・サービスに表示することができます。
中立な第三者による認証がないため、タイプⅡの環境ラベルが信用できるものかどうかは消費者が判断することになります。

・タイプⅢ(ISO14025)
タイプⅢの環境ラベルは、定量的なデータのみが表示されるものです。このタイプのラベルもタイプⅡと同様に信用できるか否かの判断は消費者に委ねられています。
しかしながら、表示されるデータについては独立したシステム(ライフサイクルアセスメント)によって検証されるため、タイプⅡとは異なり企業が独自検証したデータを表示できるわけではありません。

環境ラベルを取得するメリット

では実際に企業が環境ラベルを取得することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットを見ていきましょう。

●企業イメージの向上
もっとも分かりやすいメリットは、企業イメージの向上に繋がるという点です。特にタイプⅠの環境ラベルは第三者機関の認証を受けている点から、「信頼できる企業である」「環境問題に関して意識の高い企業である」という印象を与えることができます。環境意識の高い消費者が多い状況下では、環境に配慮している企業だとアピールできることはマーケティング面でも大きなメリットをもたらします。

●企業内の意識向上
次に挙げられるメリットは、社内の意識を向上させられるという点です。環境ラベルを取得するために必須なのが、環境データの収集や解析といった調査です。これらの活動を通して従業員の環境意識が高まることで、環境に配慮した商品・サービスの開発がさらに進むことになります。環境保護の必要性が高まる一方の現代では、このような商品やサービスを開発できることは大きな力になるでしょう。


タイプ別・覚えておきたい環境ラベル

環境ラベルを取得することが企業にとって大きなメリットになることをお伝えしてきました。

ただ一口に環境ラベルと言っても様々な種類がありますので、ここからは企業経営において重要性の高い、覚えておきたい環境ラベルをタイプ別に紹介していきます。

●タイプⅠ
タイプⅠのラベルの中で最も重要かつ知名度が高いのは、エコマークです。エコマークは日本環境協会が運用する日本国内の環境ラベルです。主に、環境負荷が少ない、環境保全に役立つという商品に表示されています。タイプⅠのラベルは世界各国で運用されており、Blue Angel(ドイツ)・Environmental Choice Program(カナダ)・European Union Eco-Label(EU)・中国環境表示計画(中国)などが有名です。

●タイプⅡ
企業が自由に設定できるタイプⅡの環境ラベルの中でも、一定の要件が定められているラベルがあります。例えば、コンポスト化可能・リサイクル可能・省エネルギー・省資源・節水といった12のラベルがそれにあたり、これらはタイプⅡのラベルの中でも消費者の信頼を勝ち取りやすいラベルと言えるでしょう。

●タイプⅢ
タイプⅢのラベルのうち代表的なものは「エコリーフ環境ラベル」です。これはライフサイクル全体の定量的な環境情報が開示されていることを示す日本生まれの環境ラベルです。タイプⅢのラベルはまだ少ないものの、今後データ重視の傾向が高まってくればその重要性を増していくと考えられます。


まとめ

今回は、環境ラベルの概要やメリットについて解説してきました。環境問題が叫ばれる中、環境に配慮した商品やサービスを開発し、環境意識の高い企業であるとアピールすることは企業に多くのメリットをもたらしてくれます。

自社を有利にアピールする新しい手段として、環境ラベルの取得について選択肢に加えてみると良いでしょう。