失敗例を活かした営業戦略
こんにちは。YKプランニング営業本部長の宗近です。
皆さん、新卒で配属されたときのことを思い出してください。
新卒からこれまでの間に成功以上に多くの”失敗”を経験しているのではないでしょうか。
ビジネス書籍などでは、どうしても成功体験をベストプラクティスとして挙げがちです。
しかし、実は皆さんの経験する”失敗”にこそ成功するための近道が隠されています。営業は成功と失敗が交錯する挑戦的な職種です。時にはうまくいかないこともありますが、重要なのはその失敗から学び、次に繋げていくことです。
本ブログでは、”失敗”から学び、それを営業戦略に活かす方法について考察していきます。
失敗にフォーカスする重要性
ずばり、あなたの会社(もしくは組織や製品)のウイークポイントはあなたが経験する”失敗”から学ぶのが一番の近道です。
先ほども述べた成功体験については、さまざまな企業のベストプラクティスを集めたものであって、あなたの会社特有の問題解決や成長に直結しないケースも多くあるのです。あなたが現場で経験する”失敗”は会社にとって何よりの財産(ナレッジ)になりえるのです。
失敗例を営業戦略に活かす5つの方法
前述の通り、”失敗”をうまく活用することで、会社の問題解決や成長に寄与しますが、ただ単に失敗を経験すれば良いというわけではありません。失敗を成功に導くためには、組織的に取り組むべきポイントがいくつかありますので、ここで紹介していきます。
①組織的な共有体制
失敗は個人だけのものではありません。会社や所属する組織との共有と協力が、失敗を成功に変える重要な要素です。チームメンバーと失敗の原因を共有し、アドバイスやフィードバックを仰ぎながら、次に向けての改善点を洗い出すことが大切です。
②失敗を受け入れる組織的な風土
失敗は避けがたい現実です。失敗を恐れず、受け入れ、フィードバックしやすい組織風土の醸成が重要です。失敗を隠そうとせず、自ら率先して挑戦したことを認めることが重要です。失敗を受け入れる組織風土こそが、成長への第一歩となります。
③失敗の分析と原因の特定
失敗したら、その原因を徹底的に分析しましょう。何がうまくいかなかったのか、どのステップで躓いたのかを把握することで、同じ過ちを繰り返すことを避けることができます。具体的な行動や判断にフォーカスし、客観的に振り返りましょう。
④成功例の研究と学び
失敗したら、成功例を学ぶことも重要です。同じ分野の成功事例を研究することで、成功への道筋や効果的な戦略を理解できます。成功事例を分析し、自らと組織の営業戦略に落とし込むことで、同じ過ちを繰り返さない体制が組織的に構築可能となります。
⑤目標設定と計画の立て直し
失敗を成功に変えるには、目標設定と計画の見直しが必要です。失敗したことを踏まえ、より現実的かつ効果的な目標を立て直し、実行計画を再構築しましょう。新たな目標に向かって邁進することで、失敗が成功への階段に変わることでしょう。
まとめ
失敗から学ぶことは、成功に近づくための貴重な経験です。
失敗を受け入れ、分析し、学びを得ることで、次のチャンスにおいてより成果を上げることができます。自己成長とチームの協力、ポジティブなマインドセットを持ちながら、失敗を成功へのステップとして捉えていきましょう。