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数字が苦手でもできる、データドリブン経営のはじめかた

2026年 4月16日
経営管理 ビジネス用語

近年、「データドリブン経営」という言葉を耳にする機会が増えています。

一方で、
「重要だとは分かっているけれど、実際にはどう活かせばいいのか分からない」
そんな感覚を持たれている方も多いのではないでしょうか。

データドリブン経営とは、感覚や経験に頼るのではなく、各種データをもとに意思決定や戦略立案をおこなう経営スタイルのことです。

競合の増加や物価上昇など、市場環境が大きく変化する中で、経営にはこれまで以上にスピードと精度が求められるようになりました。
こうした背景から、迅速な意思決定を実現するために、情報の集約や可視化を進めるDXに取り組む企業も増えています。
しかし実際には、
「データはあるのに意思決定に活かせていない」
「数字を見ているはずなのに、判断に自信が持てない」
といった課題を抱える企業も少なくありません。
なぜデータが十分に活かされないのでしょうか。

本記事では、データドリブン経営の基本とともに、“何からはじめるべきか”という実務的なコツを解説します。


データドリブン経営とは?ポイントを分かりやすく解説

感覚や経験に頼るのではなく、データをもとに意思決定をするとは、具体的にどのようなことなのでしょうか。

例えば、「資金繰りは大丈夫そう」といった感覚に頼るのではなく、数ヶ月先までの入出金データをもとに将来のリスクを見通し判断するなど、日々の意思決定を“数字で検証しながら未来に向けておこなうこと”が、データドリブン経営です。
データドリブン経営を進めるうえでは、いくつかの押さえておきたい視点があります。
ここでは代表的なものを3つご紹介します。
①比べて見る
単体の数字ではなく、「前月」「前年」「目標」と比較することで、良し悪しを判断できるようにします。
②変化を読む
数字の増減に注目し、「なぜ変化したのか」という視点で捉えることで、次の打ち手が見えてきます。
③原因を探る
データの変化を起こした要因が、外的要因・内的要因・トレンド要因・個別要因の4つの視点から分析します。

この3つのポイントをおさえることで、経営数字は単なる結果ではなく、次の意思決定につながる“判断材料”として機能します。


データが経営分析に活用できない理由

データドリブン経営がうまく機能しない企業には、主に2つの要因があります。
それは、「データが見えていない」「見えていても使えていない」のどちらかです。

1.データが見えていない
まず一つ目は、そもそも必要なデータが揃っておらず、全体像が見えていない状態です。
例えば、部門ごとにデータがバラバラに管理されていたり、手作業での集計に多くの時間がかかっていたりするケースが挙げられます。こうした状況では、データを確認するだけでも工数がかかり、意思決定に活かす以前に「見える状態」にすら到達できません。

この場合は、ツールの導入やデータの一元化によって、まずはデータを「見える状態」に整えることが重要です。

2.データが使えていない
売上や利益といった結果指標は把握できていても、「次に何をすべきか」が見えない、あるいは部門ごとに見ている数字が分断されており、組織内で共通認識が持てないといったケースが該当します。
このように、データがあっても意思決定に活かせない原因は、データそのものではなく、意思決定につなげるための設計が不足していることにあります。

このように、データドリブン経営のコツは、「データを集めること」ではなく、意思決定に使える状態にすることです。多くの企業は“見える化”で止まってしまい、そこから先に進めていません。


データドリブン経営実現のカギは「経営計画」と「KPI設計」

データドリブン経営というと、データの整備や分析に目が向きがちですが、本当に重要なのは、その前提となる経営計画と目標達成に向けた指標(KPI)の設計です。

データドリブン経営を進めたいと考える企業にとって、DX化によるデータの整備は重要な取り組みです。

しかし、それだけでは意思決定は変わりません。データは意思決定を代替するものではなく、あくまでその精度を高めるための材料です。
だからこそ、判断の軸がなければ、どれだけデータを整えても、経営のあり方そのものが大きく変わるとは限らないのかもしれません。

まずは、自社が何を目指し、どの数字をもとに判断していくのかを整理すること。
そして、その判断につながるKPIを設計すること。
難しい分析からはじめる必要はないのかもしれません。
まずは、自社にとって「見るべき数字は何か」を考えてみること。
そこから、少しずつ見え方が変わってくるのではないでしょうか。

株式会社YKプランニング
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