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社員個人の目標設定のポイントとは?  

2022年11月 8日
業務改善 人材育成

こんにちは、YKプランニング管理本部長であり公認会計士の丸山です。

あなたの会社では、社員個人の目標設定がなされていますか?
会社にとって、組織全体の目標を掲げるだけでなく、社員個人の目標を設定することはとても重要です。

組織全体の目標設定は、言い換えれば『経営計画』でもあります。こちらは、何度も練り直し、相当な時間をかけて仕上げる会社も多いでしょう。

しかし、意外と社員個人の目標設定については、簡単にさっと済ませてしまうことも多いのではないでしょうか?これは、社員個人の目標と組織全体の目標が繋がっていることを意識していないからだと思います。

社員個人の目標設定がいい加減であれば、その積み上げにあたる組織全体の目標を達成することは難しくなるでしょう。なぜなら、組織全体の目標を『抽象的な目標』だとすると、その『具体的な目標』であるはずの社員個人の目標があいまいだからです。

そこで今回は、軽視しがちな社員個人の目標設定のポイントをご紹介していきます。


社員個人の目標設定のポイントとは?

先に申し上げておきますが、社員個人の目標設定をするために必要なポイントは、次の3つだけで十分です。

本来はもっと細かいポイントを考慮する必要があるのでしょうが、あまり多くのことを望んでも肝心のアクションに移れません。

まずは、3つのポイントを意識して社員個人の目標設定をスタートしてみましょう。

【Point1】 『目標の連鎖』を意識しよう
【Point2】 『スキルアップ』を意識しよう
【Point3】 『達成可能な範囲』で目標を設定しよう


【Point1】『目標の連鎖』を意識しよう

最初のポイントは、社員個人の目標設定には『目標の連鎖』を意識することが重要です。

どういうこと??と思われるかもしれません。
これは、経営者が決定した組織全体の目標が、部門目標やチーム目標へ展開され、最終的に全社員に落とし込まれた後に、社員個人の目標設定をすることが重要だという意味です。

この場合、当然ですが、経営者の目標や方針は、部門長、チームリーダー、社員へと展開されるにつれて、具体的かつ確実性を帯びていく必要があります。

例えば、経営者が「今年は新規営業よりも、解約防止を徹底強化するぞ!」と言ったとします。そうすると、部門長の目標は「解約防止のための強固な体制を作る!」となり、社員個人の目標は『自分の役割における具体的なサポート手順と日常サポート管理の実行』となるわけです。
これこそ『目標の連鎖』であって、経営ではとても重要なことです。

そのため、部門長やチームリーダーが、部下に社員個人の目標設定を促す際は、必ずチームの目標や部門の目標、さらには組織全体の目標を意識させたうえで、目標設定がなされているかを確認するとよいでしょう。

【Point2】『スキルアップ』を意識しよう

次のポイントは「スキルアップ」を意識した社員個人の目標設定です。

これは、会社を長期的に強い会社にして持続可能な状況にするためには、社員の育成が必要不可欠であり、人材育成こそが最も効果的な取り組みだからです。

スキルアップを意識した目標設定は、理想をいえば、社内に個人の能力基準があり、能力の習熟手順やスケジュールが整備されていることが望ましいです。これは、上司と部下の定期的な個別面談の際に、スキルレベルをチェックし、共同で習熟度を可視化しながら今後の課題を決定していくことができるからです。

たしかに、上記のように人材育成制度が整っていた方が目標管理しやすいです。しかし、それが整っていなくても、上司と部下で相談しながら、取り組むべき課題を決めてスキルアップを目指すことでも十分です。

とにかく、社員ひとりひとりのスキルアップこそが、『将来の会社の基盤となる』という長期的な視点をもつことが重要です。

スキルアップのテーマとしては、個人が抱えている仕事面での課題から、資格取得、外部研修受講、通信教育、読書、体力強化などに加え、仕事へ取り組む姿勢やコミュニケーションスキルの向上など、個人のマインドや態度の改善も意識するとよいでしょう。

【Point3】『達成可能な範囲』で目標を設定しよう

最後のポイントは、『達成可能な範囲』で目標を設定することです。

社員個人の目標設定でありがちなのは、何もわからず背伸びしすぎた目標設定をすることです。

いくら【Point1】『目標の連鎖』、【Point2】『スキルアップ』を意識したとしても、「実現不可能」「難易度がめちゃめちゃ高い」場合には、そもそも目標達成が難しいわけです。
目標設定した社員のモチベーションは下がり、結果として目標を追うことすら諦めてしまいます。

【Point1】『目標の連鎖』に関する社員個人の目標を諦めることは、つまり、会社全体の目標達成を諦めることにつながります。

なんとなく目標は高い方がいいと思いがちですが、そうではありません。
ポイントは『達成可能な範囲』で目標を設定することです。

現実的な目標を達成し続け、成功体験を積み上げることで、いずれ高い目標もやり遂げることができるようになってきます。

まとめ

今回は、社員個人の目標設定について3つのポイントに絞ってご説明しました。

組織全体の目標をブレークダウンした解像度の高い具体的な行動目標が、実は『社員個人の目標』にほかなりません。

つまり、組織全体の目標から社員個人の目標に至るまで、しっかりと『目標の連鎖』が成り立ってこそ、会社全体の目標達成に近づきます。

もし、経営者のみなさまの中に、

・社員個人の目標設定をやっていない
・社員個人の目標が組織全体の目標と連動していない
・持続可能な会社の条件は、社員個人の持続的スキルアップであることを理解していない
・高すぎる目標を設定していて達成可能性がほぼない

という条件に当てはまる場合は、社員個人の目標設定のあり方を見直すよい機会かもしれません。

丸山 桂
丸山 桂
株式会社YKプランニング 経営管理本部長 公認会計士

大学卒業後、金融機関のリテール営業からEY新日本有限責任監査法人での金融機関監査とIPO支援経験を積む。独立し税理士事務所を開業後、YKプランニング入社。現在は経営管理本部で予算管理とバックオフィス業務を統括。幅広い財務会計と金融の知識と経験を活かし、組織の成功に貢献するべく管理体制を強化中。
趣味はゴルフ・YouTubeで興味がない分野の動画をあえて見ること。