BLOG bixid

経営のあらゆる課題を支援する
bixidオフィシャルブログ
  • ALL
  • 経営管理
  • 会計・財務
  • bixid活用
  • 業務改善
  • 営業/マーケティング
  • 人材育成
  • ビジネス用語

集客力UP!「伝わるチラシ」に改善する3つのコツ

2023年 6月 1日
営業/マーケティング

こんにちは。YKプランニングデザイン部です。

セミナーや店舗への集客、新サービスの告知時などにチラシは重要なツールとなります。
しかしどのように作成するかで読み手への伝わりやすさが大きく変わってきます。

以下に2つの例があります。どちらがより一目で内容が伝わるデザインでしょうか?

掲載されている情報はどちらも同じものですが、見比べてみて「何のセミナーか?」「自分に関係あるものか?」「日時は?」など、すぐ理解しやすいのは右のチラシではないでしょうか。
今回は左のデザインを改善し、読み手に一目で内容を伝えるためのコツをご紹介します。


1.「配置」を見直す

チラシに図や文字を配置する際、「優先順位の高い情報が目立つ配置」と、「視線の流れが途切れない配置」を意識すると、伝えたいことを素早く理解してもらいやすくなります。
今回の例だと、以下のように変更しました。

■読み手のメリットである「参加無料」部分の優先順位を上げ、上部に配置する。


■セミナー内容は今回注目すべき部分でないので優先順位を下げ、下部に配置する。


■関連性の高い情報同士はまとめて一つのグループを作り、視線の流れを途切れさせないように整列させる。


■グループとグループの間に十分な余白をとり、読みやすさを高める。


補足として、情報の優先順位は「読み手」や「内容」によって変わってきます。
例えば有名な講師が来たり、目を引くセミナー内容だったりすると、その部分の優先順位が上がり、配置も変更した方が良い場合があります。
読み手の視点に立って考えながら順位付けをし、適切な場所に配置しましょう。


2.「文字の強弱」を見直す

文章中の文字が同じ大きさ、太さでデザインが単調なチラシ。
または使用しているフォントや色の種類が多すぎるチラシ。
どちらも、「重要な情報」と「そうでないもの」との間に差が生まれにくく、何を一番に伝えたいか分からないチラシになってしまいます。

伝えたい情報はデザインで目立たせ、逆にその他の情報は控え目にして差をつけることでより伝わりやすいチラシとなります。
今回の例だと、以下のように変更しました。

■「タイトル」、「日付」など伝えたい部分は大きく太く、それ以外の「詳細情報」、「注意事項」などは小さく細くする。


■基本の色を紺色と黄色に制限、注目してほしい部分には黄色を使う。補足的に使用する色は紺色の同系色やグレーを使用する。


■使用するフォント数を制限し、ゴシック体に集約して統一感を出す。


上記のほかにも強弱をつけるためには「文字色を変える」、「図形の上に文字を置く」など様々ありますが、やりすぎると雑然とした印象になります。本当に注目させたい部分のみ最低限使用しましょう。
また配色に迷ったときは、「配色パターン」で検索するとよい見本が見つかるでしょう。


3.「表現の仕方」を見直す

この文章や表現は本当に必要か?読み手にスムーズに伝わる見た目はどれか?
細かな部分にこだわることで、より読みやすいチラシとなります。
今回の例だと、以下のように変更しました。

■デザインを整理し、無くてもよい情報や枠線などの表現を削除する。

■重要な部分はイラストや図形を使って図式化し、直感的に理解しやすくする。


■同じパターンの情報は同じ図形を使って整え、視覚的な一貫性を保つことで、情報が頭に入りやすくする。

まとめ

郵便受けのチラシ広告、スマホでおすすめされる広告やキャンペーンサイトなど、日常生活では多くの情報に触れます。
この中から相手に自分のチラシを読んでもらうには、まずは一目で「重要な情報が載っている」と伝わることが大切です。
上記でもし当てはまる項目があれば参考にしていただき、チラシからの集客力向上につなげましょう。

デザインについてさらに興味のある方は、体系的な情報をまとめた「「伝わる資料」を作成するデザインのポイント」や、一からデザインする方法をまとめた「デザイン4原則で作る「第一印象を変える」営業名刺」も参考にしてみてください。